ゲーム開発者が技術書を書くべき4個の理由
こうゆうタイトルで一度書いてみたかった
先日のDiGRA Japan2012年夏季研究発表大会のUSTREAM放送を流し見してたら、 ゲーム開発者と技術書について触れられていました。 (気になったらUSTREAMの録画があったと思うのでそれを見ましょう) ここで、「ゲーム開発者はもっと本とか文書書いた方がいい、いろいろ捗るぞ」 と日頃から思っているわたくしめが、幾つか愚見を述べたいと思います。 まずもって箇条書きさせてもらいますと、次の通りとなります。
- 勉強の方法としておすすめできる
- 文書書きに慣れておいて損はない
- 良い本の選び方が見えてくる
- ポジションペーパー的な役割を果たせる
実際書いてみると、別にゲーム系の開発者に限った内容ではなかった感が強いのです。 まあ、ゲーム開発に携わって、それを通して知り合ったりした人たちに対する感想がベースになっているので、 そのような感じで読んでもらえればと思う次第です。
勉強の方法としておすすめできる
自分がなにかしら勉強するときは、写経なりアルゴリズムの移植なりでサンプルコードを書きちらかしつつ、 それらをまとめて、本のような仕立てでドキュメントを作るというやりかたを良くやります。 特にウェブ上に散らばっている記事などをつまみ食いしつつ学習するといった時に、まとめを作りつつというのが非常に有効だと思っています。
しっかりした解説を書くためには、その対象をしっかり理解している必要があります。 用語の説明、仕組みや概念の説明などは、その要素が相互に組み合わさっている事もあり、 どういった順番で説明したらよいのかということも考える必要があるでしょう。 文書を書く場合、このような事を念頭に置かなければならないため、自然と知識がいい具合に洗練されていくと感じています。
文書書きに慣れておいて損はない
文書というのはいろいろとお作法というか、お決まりがあります。 章や節によって区切られて階層化されているとか、目次があったり付録があったりとかいうやつです。
また、文書には役割に応じて幾つか種類があります。 チュートリアルやらマニュアルやらリファレンス、レシピブックとかクックブックとか呼ばれるようなものもありますね。 このあたりも意識しておくと、文書を書く時にも読む時にもいろいろと有効です。
これらを踏まえて日頃から文書を書いていると、書店で売ってるようないい感じの体裁の文書が自然に書けるようになります。 例えば、ちょっとしたツールを作ってからその説明書などを書く場合など、きっと役に立つでしょう。
良い本の選び方が見えてくる
これは個人的な経験則の話しですが、文書を書くようになると普段何気なく読んでいる本に対する感覚が変わってきます。 目次を見ただけでどんな本かがなんとなく分かるようになったりするなどです。 「良い本を選ぶセンス」のようなものが向上したというか、「自分の考えや目的に合った本の選び方」が出来上がってきた気がします。
「技術書ってすごいたくさんあるけど、買った後に失敗したなと思う事が多い」というような人は、 自分で書いてみることで自分に合った本の探し方が分かるようになるんじゃないかと思います。
ポジションペーパー的な役割を果たせる
これは件のUSTREAM放送中でも確か触れられていましたが、 書いた文書を公開していると自然とその分野におけるポジションらしきものができるみたいです。 あー、あれ書いてる人ねー、みたいな感じでしょうか。
昨今はゲーム開発者向けの勉強会も増えてきた印象がありますし、そうゆう会に参加した時に役に立つことがあるかもしれません。 自分の経験でいうと、拙著とセットで自己紹介したところ受けがよろしかったという事がありました。 (これはポジションペーパーとはちと違う感じですが)
もっと細かいとこある気がするけど
とりあず、こんな感じでしょうか。 本を書くというと大仰な仕事に聞こえるかもしれませんが、ドキュメントやブログ記事でも書く感覚でやってみるといいんじゃないかと思います。 どうしても本=書店でならんでる分厚いやつ、という考えになりがちですが、世の中には薄い本もたくさんあるわけですし、嗜み程度にやってみるのをおすすめしています。
@ Wed Mar 7 18:14:32 JST 2012
「はじめる!Squirrel」GDCセールのお知らせ
@kandayasu やりますか!?
— masayoshi takahashiさん (@takahashim) 3月 6, 2012
というわけで
「達人出版会日記 - 突然ですがGDC開催記念&他社本出版記念で『はじめる! Squirrel』を40%オフで提供します!」 こんな感じでGDCの開催にかこつけて期間限定(2012.03.05〜2012.03.09)セールです。 RubyKaigi の時と同じく、40% オフとなっております。 ありがたい事に、こうして記事にする間にも、いくつかお求めになってくださった方もいらっしゃるようです。
余談
余談ですが、すごくフットワークが良いというか、こうゆう突発的なセールはおもしろいなあと感じました。 (高橋さん対応ありがとうございます。お忙しいところ申し訳ない。) キャンペーンというと、本当はもう少し仕込みをしっかりするのが良いのでしょうが、その逆サイドを拾えるというのもある意味すごいなあと。
@ Mon Dec 26 23:32:14 JST 2011
Squirrelでquine
ふと思いつきでSquirrelでquineを書いてみたときのメモ。 なんの変哲もないquine。Squine。
local i = "local i = %c%s%c; print(format(i, 34, i, 34));"; print(format(i, 34, i, 34));
実行結果がこちら、っていってもquineだから実行コードと何もかわりません。
% sq ./quine.nut local i = "local i = %c%s%c; print(format(i, 34, i, 34));"; print(format(i, 34, i, 34));
なんか気の利いた解説でも書いてみようとかと思ったけど、上手いこと説明できる文章が思い浮かびませんでした。 要となる部分としては次の2点なので、そこさえ抑えておけばこの程度のquineであればいろんな言語でできるでしょう。
- 書式化文字列を含む文字列をformat関数のフォーマット文字列と引数の両方に使う。
- ダブルクォートを書式化文字列を使って表現する。
@ 9 Decemver 2011
ブログもNanocに移行してみる
いつかやろうと思ってだいぶ時間がすぎてしまっているのですが、ブログもNanocに移行してみました。 ついでにサイト全体もいろいろといじくってみた。 ガチのプログラミングばかりしていると、頭が凝るというか、同じタイプの疲れがピンポイントにたまってしまいます。 そんな時に、こうゆう作業は良い気分転換にもなります。
やっぱりwordpressだと冗長すぎたというか。 Nanocはコンセプトがさっぱりしていますし、使い慣れたエディタで全部書ききれるというのはやっぱり良い感じ。
@ Fri, 15 Jul 2011 04:30:39 +0000
「はじめる! Squirrel」インタビュー第2回が公開されました(されてました)
エントリにするのをすっかり忘れていたのですが、拙著「はじめる! Squirrel」 著者インタビューの第2回が達人出版会様のサイトで公開になりました。 ずいぶん間が空いたせいか、今見返すとこっぱずかしいような気もしますが、ご覧いただけたらと思います。下記のリンクからどうぞ。
エントリにするのをすっかり忘れていたのですが、拙著「はじめる! Squirrel」 達人出版会の高橋さんには、RubyKaigiの直前で非常に忙しいところご対応いただき、ありがとうございました。 この場をもって改めて御礼申し上げる次第です。
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